別の世界から送信

さあ、2020年が始まっているわけです。

どうも天気がどんよりしていると、パッとしない。

まあ、晴れていたって何かしら文句をつけている。

 

レイモンド・ブリッグズのマンガ絵本に出てくるサンタクロースみたいに、

「やれやれ、まったくたまらんわい」とか言いながら毎朝出かけて行く。

変わり映えのない日常でございます。

 

年賀状は20枚ほど書いたら疲れてしまいました。

やはり、手描きで全てに違う絵を描くということはなかなか大変。

でもね、小学生の頃は手書きで絵を入れて送ってましたよ。

頼まれもしないのにクラスメートの顔をどんどん描いて止まらなくなってしまったり、干支とは関係ないブルース・リーを描いたりなんてね。

印刷なんて手段はなかったのでございます。

プリントゴッコのような装置もパソコンもスマホもなかったのだ。

 

時代はスルスル流れていきます。

ということでね、ゆっくり自分なりの活動をしています。

今は、葉っぱの絵を描くと落ち着く。

どこからかバッハのゴルドベルグ変奏曲が聞こえてくる。

 

最近、検査で聞こえていない音があることが判明した。

なんだろうな?

逆に別の世界の音をキャッチするようになってしまったようだ。

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ゴルドベルグ変奏曲

 

失敗の記憶

皆さんは自費で何か文章を本にしたことがありますか?

僕は自分で漫画を描いて、自費出版をした経験があります。

小さな簡単な本で200冊で10万円ほどかかりました。

 

そこでとんでもない失敗をしてしまいました。

ページ構成を自分でノンブルを書いて原稿を作ったのですが、

順番を間違ったのです。

つまり、主人公がワッと驚くコマの後に次のページで驚きの理由が表現されるページのはずが、いきなり時間がとんだ別のページに続いてしまったのです。

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静かな不条理マンガ

 

これを普通に読んでいくと、シュールな展開の漫画なんだと誤解されてしまう可能性が大きい。というか、わけがわからないでしょう。なんか森田芳光の「家族ゲーム」みたいな感じで。

自分一人で作っているので、だれかに校正されることもなく印刷してしまいました。

 

家に印刷された本が送られてきて、そのことに気がついたときは愕然としました。誰の責任でもなく自分の失敗で、深いため息を着くしかありませんでした。

ハイ、鐘の音お願いいたします。

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坊さん鐘をつく

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深い反省を促す鐘の音

 

何かを始めるときは一人でも、協力者がいるとずっと確かなものが作れるのではないでしょうか?

挑戦してます

みなさん、こんにちは。

やってますか?

まあ、いきなりやってますか?って

困ってしまうでしょうが。

 

嫌だなと感じることでも、それを乗り越えていかなければならない。

いや、別に越えなくてもいい、嫌だなと感じなければいい。

スルリと問題を通り抜ければ不満はない。

ただね、親しい人の死とか、自分のままならない状況とか、

どうにも苦しみや不安が消えないことがある。

だから挑戦するんだよ。結果はどうあれ、もがくこと。

何か手にするものがあると思うんだよね。

まったく笑ってしまうほどの姿だけど。

 

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ブルブルねこ

 

いただきます

たまに筆を使って絵を描く。

これが思うようにいかない。

均一な線を引くにはかなりの訓練が必要ですね。

まあ、私はできるなりのことをやってみるだけ。


筆をべたっと寝かせて押し付けたら目になったから鼻をつけて顔にしてみたって感じの描き方で。

誰だこれ?こんな人いるかな?


これがどうやら昔つきあっていた人に似ているらしい。

無意識って怖いです。


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和田誠さん

イラストレーターといったらこの人。

アドビのイラレのことではない。

イラストレーションを描く人。

日本のイラストレーションの歴史を作った人と言っても良いでしょう。

 

ベン・シャーンソール・スタインバーグに影響を受けながら、和田誠にしかできない

イラストレーションを作って長く活躍した。

あの文字、あの絵、あのアイディア、

ポスター、チラシ、ロゴ、アニメ、地図、作曲、そして映画まで。

全てが輝いている。

 

ご本人にサインをもらったことは一度だけ。

静かな人だった。

映画の試写会で、みんなエレベーターを使うのに一人だけ階段を使っていたのを見かけたことがある。銀座のビルの5階が会場だったと思う。

それから表参道の裏道を歩いている姿を見かけたことも。

清水ミチコさんのライヴで渋谷ジャンジャンに、ご夫妻で来ていた姿もおぼえている。

とても素敵な人でした。

 

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こぼれていく時間

 

 

ニジンスキー

東京都美術館でのコートールド美術館展。

魅惑の印象派

確かに名作がそろっていて面白い。

で、びっくりしたのがロダンの彫像があったこと。

 

ルノワールの彫像も珍しいものでしたが、ロダンの彫像は

小さいもので、握りこぶしほど。

バレエの好きな人だったら反応があるでしょう。

それは、ニジンスキーです。

ロダンが作ったのは牧神の午後のニジンスキー

ニジンスキーは伝説の舞踊家で映像は残ってないらしい。

映画になったり、漫画になったりの神がった人物。

本当のところ彼の踊りはどうだったんだろう?

バラの精でそんなに高く跳んだのか?

春の祭典初演の客席の大騒ぎ、ほんとうに殴り合いになったのか?

ペトルーシュカの彼の首は人形のように傾いていたのか?

チャップリンニジンスキーの映像を残さなかったのか?

僕はもう中学生の頃からその魅力のとりこだった。

 

ロダンニジンスキーは片足で立っていて、顔などはっきりしない。

もう片方の脚を抱えるようにしていて、空気を震わせるように頭部が

グニャリと溶けたように見える。

ロダンニジンスキーの獣のような動きを捕まえたのかもしれない。

というわけで必見のニジンスキーなのです。

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ロダンニジンスキー

 

 

かっぱ橋

ときどき昔スケッチしたものを引っぱり出して眺める。

いやぁ〜ヘタだなぁ。

でもそれが自分なんだから受け入れるしかないやね。

ヘタなんだけど、自分にとっては愛しい。

それを公開する意味って何かな?

まあ、世界の片隅でそんな絵も描かれていたっていう記録かな。

やっぱり、上手くいかないからってやめてしまうとそれっきりだ。

物事たいていはそうそう上手くいかないんだよね。

だから下手なまま描き続けてくんだな。

このかっぱ橋のユニオンっていう建物は存在感ありますね。

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かっぱ橋ユニオン