失敗の記憶
皆さんは自費で何か文章を本にしたことがありますか?
僕は自分で漫画を描いて、自費出版をした経験があります。
小さな簡単な本で200冊で10万円ほどかかりました。
そこでとんでもない失敗をしてしまいました。
ページ構成を自分でノンブルを書いて原稿を作ったのですが、
順番を間違ったのです。
つまり、主人公がワッと驚くコマの後に次のページで驚きの理由が表現されるページのはずが、いきなり時間がとんだ別のページに続いてしまったのです。
これを普通に読んでいくと、シュールな展開の漫画なんだと誤解されてしまう可能性が大きい。というか、わけがわからないでしょう。なんか森田芳光の「家族ゲーム」みたいな感じで。
自分一人で作っているので、だれかに校正されることもなく印刷してしまいました。
家に印刷された本が送られてきて、そのことに気がついたときは愕然としました。誰の責任でもなく自分の失敗で、深いため息を着くしかありませんでした。
ハイ、鐘の音お願いいたします。
何かを始めるときは一人でも、協力者がいるとずっと確かなものが作れるのではないでしょうか?