丸い星でトコトコ歩く
長新太さんの漫画「怪人ジャガイモ男」を読んでいた。
「ポテト!」と叫び、すべてをポテトチップス化してしまうジャガイモ男。日本列島を北から征服しようとするジャガイモ男を阻止しようとする私。のんびりとしかし急展開する話です。
何しろ絵がアブストラクト。子どもの描くような抽象画のようでもあり、またはパウル・クレーの線画のようでもある。思うに長さんは絵本のタネを漫画で育てていたのではないだろうか?
しばらく読んでいたら眠くなって、でも寝てはいけないと、体はコタツを前にして四つん這いのまま寝てしまった。この漫画の魔力かもしれない。
初めての体験です。
さて僕は最近、通勤の時に最寄りの駅まで自転車に乗っていたのをやめ歩くことにしました。
だいたい13分くらいの距離。帰りに見る星空を楽しみにしています。
つくづく不思議に思うことが、地球が丸いということだ。
歩いていて、地球の丸さを感じることはない。地球は本当に丸いのだろうか?
これが海辺だったり、地平線が見渡せる景色であれば少しは地球の丸さがわかるのかもしれない。でも僕が歩いているのは平坦な住宅地だ。仮に身長が160mあったらまた見える景色も違うだろうが。
地球が丸いと発見した人はすごいもんだ。
どう考えても丸いなんて発想は自分の頭からは生まれない。
こんな自分にも地球の丸さを体験できる方法はないかとトコトコ歩いている。