こどもだった時
今、こどもが少ないという。
俺の小学生時代はこどもがあふれていた。
そしてバブル前の親たちは忙しかった。
こどもだった俺はマンガを描いていた。
ヘタクソで中途半端なマンガだ。
それでもせっせと描いた。
うちの家事を手伝っていた叔母が
バラバラのマンガを製本してくれた。
だから今でもここにある。
忙しい時間の中で一枚一枚マンガを
とじてまとめ、背表紙にタイトル文字まで
切り貼りしてある。
言葉では伝わらない何かを受けとめた。
それは大きな肯定感ともいえるものだ。
雨の日のバス
俺は車の免許は持っているが、
しばらく運転はしていない。
しばらくってのは20年ぐらいのことだ。
しかし、車の運転を見るのは好きで、
特にバスですね。
あんなに巨大な物体の先に座って
器用に運転を進めていくなんて、
感心して見とれてしまう。職人の技ですね。
道路に現れるさまざまな障害物を
スルスルと通り抜けて、
スピードをゆるめたり、加速したり・・・
面白いな〜。